神戸製鋼、日本電子に子会社株式を一部譲渡 超電導材料を製造

【神戸経済ニュース】神戸製鋼所(5406)は3日、超電導線材と超電導マグネットを製造販売する全額出資子会社だったジャパンスーパーコンダクタテクノロジー(JASTEC、神戸市西区)の株式の14.9%を、6月30日付で電子顕微鏡最大手の日本電子(6951)に譲渡したと発表した。譲渡価格は非開示。JASTECにとって日本電子との関係強化は、今後の超電導関連技術の向上に欠かせないと判断した。

 JASTECは、日本電子が製造する核磁気共鳴装置(NMR装置)向けに、超電導マグネットを長年供給してきたという。NMR装置は構造分析や材料科学、医薬品の研究開発などに使われ、用途が広がっている。神戸製鋼は2021〜23年度の中期経営計画、事業ポートフォリオを見直す方針を示したこととも合致するとみて譲渡を決めた。JASTECの23年3月期の売上高は44億円だった。

 神戸製鋼の24年3月期の連結業績予想への影響は軽微としている。

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