神戸天然物化の4〜12月期、税引き利益16%減 医薬分野が出遅れ

20190212神戸天然物化決算グラフ

 神戸天然物化学が12日に発表した2018年4〜12月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比16%減の6億100万円だったと発表した。医薬分野で開発段階の製品の販売が出遅れたのを受けて、減収になったのが響いた。研究開発費を積み増したのも利益を圧迫する要因になった。

 売上高は5%減の44億円、営業利益は27%減の7億8200万円になった。分野別では医薬分野の売上高は前年同期比34%減と伸び悩んだ。機能材料分野とバイオ分野が伸びて補った。減収ながら売上高はほぼ想定通りの水準としている。製品を段階(ステージ)別にみると、量産段階の製品が堅調に推移したが、研究段階と開発段階が受注の端境期で伸びなかった。

 2019年3月期の単独業績予想は据え置いた。税引き利益は前期比2%増の9億2000万円を見込む。12月までの進捗率は65%にとどまった。期末配当金は前期据え置きの25円とする予定も維持した。

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