トーホー、食品スーパー6店舗の売却が追加で決まる ゴダイに3店舗など

【神戸経済ニュース】業務用食品卸のトーホー(8142)は18日、2025年1月までに撤退を決めた食品スーパー事業「トーホーストア」について新たに6店舗の売却先が決まったと発表した。バローホールディングス(9956)の完全子会社である中部薬品に新たに3店舗、兵庫県を中心に調剤薬局などを展開するゴダイ(姫路市)に3店舗を譲渡する。バローHD傘下の企業が引き継ぐ店舗は、今回分を合わせて16店舗。このうち中部薬局は11店舗を引き継ぐ。

 今回、中部薬局に譲渡が決まったのはポーアイ店(神戸市中央区)、阪神大石店(神戸市灘区)、1月31日に閉店した西長田店(神戸市長田区)。ゴダイに譲渡するのは大久保駅前店(明石市)と3月28日で閉店する名谷北落合店(神戸市須磨区)、3月31日で閉店するみかたプラザ店(神戸市西区)としている。6店舗の合計で24年1月期の売上高は24億円、営業損益は1億7300万円の赤字だった。

 中部薬品に売却する3店舗の価格は約4100万円、ゴダイに売却する3店鋪の価格は約4000万円を見込む。現金決済を見込む。18日に事業譲渡契約を結んだ。

 バローHDへの16店舗、ゴダイへの3店舗に加え、食品販売の三杉屋(神戸市東灘区)にも4店舗を売却することが決まっている。売却先が決まっていない6店舗は25年1月末に閉店することになるが、同社は「可能な限り譲渡先を探す」(コーポレート・コミュニケーション部)としている。

 今回売却先が決まった6店舗も含め、一連の事業撤退や事業売却に関連して想定される損失は業績予想に織り込んでいるという。今後追加で損益などが発生した場合は、明らかになり次第公表する方針としている。

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