ワールド、上山健二会長が5月に退任 社長として13年ぶり再上場に導く

20240206上山健二氏

【神戸経済ニュース】アパレル大手のワールド(3612)は6日、取締役会で議長を務める上山健二会長(58、写真=資料)が5月28日に開催する定時株主総会で退任すると発表した。上山会長は2013年12月にワールドに入社し、常務執行役員に就任。14年6月にCOO(最高執行責任者)、15年4月から取締役と社長執行役員を務めた。同社の経営再建を手がけ、18年9月に13年ぶりの再上場に導いた。20年6月に会長に就き、経営の最高責任を現在の鈴木信輝社長に譲っていた。経営陣を若返らせるのに加え、上山氏が入社してから10年の節目を通過したことなどから退任を決めたという。

 上山氏の退任で会長は空席になる。現在、上山氏が務めている取締役会の議長は、コーポレートガバナンス(企業統治)の高度化をめざし、社外取締役が就く方向としている。上山氏は代表権も持っていたが、同氏退任後に代表権を持つ取締役は鈴木社長1人になる。

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