井本商運、日本海側の運航を計画通り開始 救援物資輸送「要請あれば協力」
- 2024/01/05
- 23:54
【神戸経済ニュース】内航コンテナ最大手の井本商運(神戸市中央区)は5日、2024年の定期航路の運航を計画通り開始した。4日までは年始の休業日としていた。1日に能登半島地震が発生した際は、年始の休業日のため日本海側から同社の船舶をすべて引き上げており、津波による船舶の損傷など被害は発生しなかった。定期航路の寄港地には、地震で使えなくなった岸壁もなかったため、日本海側も含めた全航路でスケジュール通りの運航を開始した。(写真は日本海東航路に就航している「かいふ」=資料)
能登半島地震の救援物資輸送については、業界団体である日本内航海運組合総連合会(東京都千代田区)を通じて、国土交通省から輸送に協力できる船舶があるかといった聞き取り調査があったという。井本商運は金沢港(金沢市)など石川県内の港湾に定期航路の寄港地はないが、「要請があれば協力したい」(営業部)としている。
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