大栄環境、神戸ファッションプラザに商業施設 24年春開業・ヤマダストアー出店

20181119神戸ファッションプラザ

【神戸経済ニュース】廃棄物処理の大栄環境(9336)は26日、神戸市東灘区・六甲アイランドの複合商業ビル「神戸ファッションプラザ」(写真=資料)のうち、同社所有で本社機能も置く「商業棟」の1〜5階を、2024年春に商業施設としてオープンさせると発表した。1階と中2階にはスーパーマーケットのヤマダストアー(揖保郡太子町)が新規出店する。2〜5階には専門店などが出店する予定だ。同ビルとしては約6年ぶりに商業施設としての役割を再開させる。

 神戸ファッションプラザの1〜10階に相当する「商業棟」(総床面積約2万4200平方メートル)は、18年7月に当時入居していたスーパーマーケットが閉店して以来、商業施設としては閉鎖状態だった。大栄環境は19年11月、本社機能の移転を目的に同ビルを取得。20年7月から同ビルの6・7階に本社機能を置いている。商業施設を開設することで、これまで空き家状態にしていた1〜5階を有効活用する。さらに8階も改装して、活用したいとしている。

 大栄環境が所有する商業棟と、神戸ファッション美術館などとの結節点に当たる3階の高い吹き抜けには、神戸市が子供向け遊具などを設置した「こべっこあそびひろば」を開設した。こうした周辺環境も有効活用し、「公園のような商業施設」をめざす。施設内では、再利用や再資源化の推進といった、環境に配慮した「循環型商業」を掲げる。六甲アイランドの島内だけでなく、幅広く周辺や広域の集客をめざす。

 出店が決まったヤマダストアーは、自然食品などの販売から始まったスーパーマーケット。同社としては9店舗目で、神戸市内では須磨離宮公園前店(神戸市須磨区)に次ぐ2店目だ。今回の店舗面積は1階と中2階の合計で2073平方メートルを予定する。安全・安心度の高い商品の提供に強みを持ち、充実した兵庫県産の農水産物の品ぞろえが特徴だ。六甲アイランドにある既存のスーパーとは異なるタイプの店舗になりそうだ。

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