4つの視点で多様性持つ街づくり 神戸市、六アイ「将来の姿」で意見募集

20200810六アイ都市機能用地

 神戸市は、「六甲アイランドまちの将来の姿(案)」について意見募集を始めた。「住まう視点」「集う視点」「働く視点」「全般的視点」という4つの視点から、多様性を持つ街づくりをめざす。「将来の姿(案)」は、東灘区の人工島「六甲アイランド」が2018年、街びらきから30周年を迎えたのを機に作成。六甲アイランドの緑地帯の内側にあたる都市機能用地(図=神戸市の発表資料より)に住む住民や立地する企業、行政が連携して将来の姿をめざした街づくりの方向性を決める。

 住まう視点では、子供から高齢者まで多様な世代ニーズに応える空間の再構築や未利用地を検討。集う視点では、水辺の空間を活用した、いこいやにぎわいの場を計画する。働く視点では先進技術を生かした新たなビジネスの構築や働く場所としてのブランドを構築。全般的視点では「国際・地域交流都市」としてのブランド力向上などをめざす。18年7月に地域の代表者や街づくりの専門家による検討会を立ち上げ、19年2月の地区内全世帯アンケートをもとに議論した。

 具体的な取り組み例としては、「子供の遊び心や学び心を高める新たな体験型施設の開設」「多様な働き方に対応した新たな働く場の創出」「商業店舗をインキュベート(育成)するチャレンジショップの開設」「海の玄関口の機能強化」「地域と国際学校等の連携による多様な交流の推進」などを挙げた。将来の姿を決定した後も検討会は解散せず、取り組んだ事業の課題を確認したり、問題点の改善に取り組んだりする計画だ。

 意見募集は9月7日まで。「将来の姿(案)」は神戸市のホームページで見ることができる。意見の提出方法も同じホームページに掲載した。電子メール、郵送、ファクシミリ、意見送信フォームで受け付けるが、電話や口頭による意見は受け付けない。このほか「将来の姿(案)」の内容は、六甲ライナーのアイランドセンター駅高架下にある情報・交流センター「machie」や、東灘区役所4階の「まちづくり課」で見ることもできる。

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