ケンミン食品のライスペーパー、業務用も発売 家庭用「巻きやすい」と評判で

20190402業務用ライスペーパー


 ビーフン大手のケンミン食品(神戸市中央区)は、ビーフンと同じコメが原料でシート状の食材「ライスペーパー」の業務用500グラム(約50枚)入りを3月に発売した(写真=ケンミン食品提供)。ベトナム料理の生春巻きで「皮」に使う。伝統的には円形だが、縦・横とも20センチメートルの四角形にして、昨年3月に120グラム(約12枚)入りの家庭用を発売。「巻きやすい」と評判になり、大容量の業務用を販売してほしいとの顧客の声に応えた。

 主にパーティー料理として家庭で生春巻きを作るケースが増えていることに着目し、家庭用を昨年発売した。ただ、家庭で生春巻きを食べる機会が増えた背景には、デパ地下やスーパーの総菜として生春巻きが定着したことがある。このためケンミン食品が企業向けにも四角いライスペーパーを提案したところ、高い評価を得たのが業務用での製品化につながった。

 さらに日本で流通しているライスペーパーの多くが、商社がベトナムで買い付けて輸入したもの。タイの自社工場で生産しているケンミン食品のライスペーパーは、品質が安定していることを評価する声もあるという。米認証団体からグルテンフリーの認証も取得した。常温で2年間保存でき、使うときは湯で戻す。家庭用の120グラム入りは、希望小売価格を税別240円としている。

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