新神戸オリエンタルアベニューが7月リニューアル 施設名「コトノハコ神戸」に

20190402コトノハコ神戸

 山陽新幹線の新神戸駅に直結する商業施設「新神戸オリエンタルアベニュー」が7月にリニューアルする。物販店舗を集積した従来型のショッピングセンターとは異なり、「コト消費」(体験型の消費)に着目。劇場も活用して観光、健康、さらにビジネスと、さまざまな拠点として活用できる施設にするという。(図は地下鉄新神戸駅につながる地下3階の予想図=新神戸オリエンタルアベニュー提供)

 昨年12月に休館した新神戸オリエンタル劇場は「AiiA 2.5 Theater Kobe(アイア2.5シアター神戸)」に改称して7月に再開。アニメーション(2次元)の設定を基にした実際(3次元)のミュージカルを上演する「2.5次元」の専用劇場として、昨年12月末に閉館した「AiiA 2.5 Theater Tokyo」(東京都渋谷区)を引き継ぐ。

 店舗部分には3月24日にオープンした「神戸ビーフ館」に加え、兵庫県内の名産品や工芸品を集めた「兵庫県おみあげ発掘屋」が7月、複数のクリニックが集積した「新神戸メディカルビレッジ」が今夏、それぞれオープン。セブンイレブンは月内に開店する。このほか服飾店と宝飾店が16日に改装して開業する。コワーキングスペース(共有オフィス)の「plug078」は引き続き営業するという。

 神戸市立中央市民病院の跡地をダイエーが開発して1988年に開業した当初は、「新神戸オリエンタルホテル」「オリエンタルパークアベニュー(現在の新神戸オリエンタルアベニュー)」「新神戸オリエンタル劇場」の複合施設だった。施設全体にも「新神戸オリエンタルシティ」の名称があり、多くの人でにぎわった。

 ただ、その後のバブル経済崩壊の影響などで経営不信に陥ったダイエーが、2004年に同施設を売却。取得した米モルガン・スタンレーも06年に同施設を売却し、ダイエーが商標権を持つ「オリエンタルホテル」は06年に名称を変更した。今回、「アベニュー」「劇場」が改称することで、ダイエーが旗艦事業として付けた「オリエンタル」の名称がすべて消えることになる。

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