兵庫県、飲食店向け「飛沫防止うちわ」配布へ 知事「会食禁止の厳しい意見も」

20210409井戸兵庫知事

 兵庫県は9日、飲食店に飛沫防止のための「うちわ」を配布することを決めたと発表した。まん延防止等重点措置を実施している神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市の飲食店1万6000店舗を対象に配布する。32万本を作成し、1店舗あたり20本程度を15日から順次配送する。会食の際に会話が弾んでも、口元にうちわがあることで飛沫を防止。感染リスクを抑えたり、感染対策への意識を高めるのがねらい。

 同日午後に開催した新型コロナウイルス感染症対策協議会、新型コロナウイルス感染症対策本部会議の合同会議後に、井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)が記者会見して発表した。会議では専門家の間から「こういう厳しい状況下にあるので、もう会食禁止というぐらいのお願いをすべきではないか、という厳しい意見も出ていた」(井戸知事)という。だが全面的な会食の禁止は理解が得られにくいとの判断もあり、うちわの作成に踏み切った。

 兵庫県では9日の新型コロナウイルス新規感染者が314人だった。新規の感染者数が初めて3日連続で300人を超えた。専用の病床数が逼迫していることから、新たな病床確保が求められているのと同時に、そもそも感染を抑制する必要がある。このため感染リスクが上昇する会食の場でも、求められている対策の一環として実施する。

 井戸知事はかねて会食中も口に物を運ぶ時以外はマスクを着用し続ける「マスク会食」は現実的ではないと指摘。扇子を使って飛沫を防ぐ会食を提言していた。「フェイスシールドを参考にした」という。兵庫県では「扇子・うちわ会食」として、飛沫防止を目的とした各自の扇子やうちわを携帯するよう、県民運動として行事でPRするなど広く周知する方針だ。

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