早駒運輸社長、遊覧船「夏にはサンセットより遅い便も」 ポートタワー11時まで営業で

20240426渡辺早駒運輸社長

【神戸経済ニュース】神戸港の遊覧船「boh boh KOBE(ボーボー神戸)」を運航する早駒運輸(神戸市中央区)の渡辺真二社長(写真)は26日、神戸ポートタワーのリニューアル開館を記念する式典でメリケンパーク協議会会長としてあいさつし「すべての日とはいかないだろうが、なんとか夏ぐらいには現在のサンセットクルーズより遅い便を出したい」と述べ、ナイトタイムエコノミー(飲食やエンタメなど夜間の経済活動)の活性化に向けて同社も乗り出したい意向を述べた。きっかけに、神戸ポートタワーの展望施設が午後11時まで営業することに「非常に刺激を受けている」点があると語った。

 早駒運輸は神戸ポートタワーの周辺にあるメリケンパークからハーバーランドの高浜岸壁までの公園管理を受託する「神戸港"U"パークマネジメント共同事業体」の中核企業でもある。同事業体としても、メリケンパークでの行事を「夕方5時で、日没で終わりということではなく、ホテルのみなさん、周辺のみなさんと協議して少し遅めの時間でもやっていきたい」と夜間のイベントに意欲を述べた。さらに「それがハーバーランド、そして元町商店街、南京町、三宮センター街などに波及していくと、すごいことになると思う」と期待に声を弾ませていた。

 神戸市の久元喜造市長は、かねてナイトタイムエコノミーが同市の課題だと指摘。この日の式典のあいさつでも、神戸ポートタワーが夜11時まで営業することについて、ナイトタイムエコノミーに対する「大きな答え」だと期待を寄せた。ポートタワーをきっかけに、三宮の繁華街以外でも夜間や深夜に営業する店舗などに広がりが出るかについても関心を集めそうだ。

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