和田興産、今期税引き益2.3%増に 平均単価上昇で・4期連続増配へ

20240413和田興産

【神戸経済ニュース】マンション開発の和田興産(8931)は12日、2025年2月期の単独税引き利益が前期比2%増の27億円になりそうだと発表した。分譲マンションの引き渡し戸数は630戸前後と前期(686戸)に比べて減少する見通しだが、平均単価が4700万円程度と前期に比べて300万円程度上昇する見通し。戸建て住宅販売や、1棟売りの収益物件なども増えて、収益性は向上する見通しだ。

 売上高は前期比微増の390億円、営業利益は4%増の47億円になる見通し。前期は平均単価が3400万円台だった「ワコーレシティ立花」(尼崎市)など、相対的に低価格の物件が多かった。今期は平均単価が上昇する。このほか戸建て住宅は前期比6戸増になる54戸の販売を想定。引き続き総合不動産をめざして、分譲マンション以外の事業拡大もめざす。

 年間配当金は前期比5円増配の65円(うち中間26円)を予定する。前期は期末34円のうち2円を記念配当としたが、今期は全額を普通配当する計画だ。前期末の配当は26円から引き上げた。

 同時に発表した24年2月期の連結決算は、税引き利益が前期比11%増の26億円だった。引き渡し物件は前の期をやや上回ったが、平均単価が下がり減収。ただマンション販売が好調で、販売に必要な経費が抑えられたのが寄与した。売上高は前の期比9%減の388億円、営業利益は3%増の45億円になった。

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