シャルレ、今期最終黒字5億8000万円に上方修正 本社建物の譲渡益4億円

20240228シャルレ

【神戸経済ニュース】レディースインナー(婦人下着)の訪問販売が主力のシャルレ(9885)は28日、2024年3月期の連結最終損益が5億8000万円の黒字(前期は7億4000万円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想の3億1000万円から上方修正した。神戸市須磨区の本社ビルなど売却で譲渡益4億4200万円を特別利益に計上、同時に本社移転に伴う移転費用3億6500万円を特別損失に計上したことなどで、最終利益が上振れした。

 年8円(中間なし)を予定していた配当金は17円を積み増し、前期比17円増配の25円に引き上げる。同社は配当性向70%または8円のいずれか高い方を配当の目安とすることを表明。今回の上方修正で1株利益は36円63銭になったことから、この70%弱である25円を配当する。

 一方で、売上高は2%減の130億円、営業利益は2.2倍の5億5000万円を見込む。従来予想は131億円、3億3000万円だった。売上高はレディースインナー等販売事業で新商品の発売を延期したことで、予想を引き下げた。一方で営業利益はコスト削減効果に加え、一部の支出計画を来期に延期したことが寄与する。

 本社は現在の場所から、シャルレポートアイランドビル(神戸市中央区に移転する)。現在の本社は譲渡後も7月31日まで、譲渡先から借り直して7月31日までは引き続き事務所として使用する。譲渡先、譲渡価格、帳簿価格については、譲渡先との契約のため非公開としている。譲渡先が反社会的勢力と関係がないことは確認したという。

▽関連記事

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

広告

広告

カレンダー

04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

広告

広告