ノザワの4〜12月期、純利益50%増 販売数量の回復と値上げ浸透で

20240209ノザワ

【神戸経済ニュース】建設資材大手のノザワ(5237)が9日に発表した2023年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比50%増の7億3000万円になった。新型コロナウイルスの影響で前期まで低迷した販売数量が回復し、値上げの浸透で増収になった。建設アスベスト関連の訴訟費用が膨らむなどで、特別損失が5億4200万円と前年同期の2.5倍に増えたが、これを吸収して増益を確保した。

 売上高は16%増の181億円、営業利益は2.1倍の16億円になった。商品種別の売上高は、主力の押出成形セメント板「アスロック」が16%増の88億1000万円、住宅用高遮音床材は6%増の14億円、住宅用軽量外壁材は33%増の34億円と、押出成形セメント製品で合計すると19%増の137億円だった。スレート関連は14%増の7億0400万円、耐火被覆等は4%減の11億円になった。

 24年3月期の連結業績予想は、従来予想を据え置いた。純利益は前期比91%増の9億3000万円になる見通し。12月までの進捗率は78%になった。

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