大人になっても思い出して 大阪湾岸道路西伸部の基礎杭に小学生が絵画

20240202基礎杭

【神戸経済ニュース】国土交通省で大阪湾岸道路西伸部の工事を管理する近畿整備局・浪速国道事務所は1日、六甲アイランド(神戸市東灘区)の工事現場に小学生を招き、高架橋の橋脚の土台になる「基礎杭(きそぐい)」に絵を描くイベントを開催した。参加した高羽六甲アイランド小学校(神戸市東灘区)の1〜6年生およそ60人は、事前に用意した「未来の風景」の図案を見ながら、3分割した長さ36メートル、直径1メートルの鉄パイプである基礎杭に、思い思いの色を使って大きな絵を描いた(写真)。

 基礎杭は、浅い基礎では支えきれないほどの大きな建造物を建設する際に、地中深く打ち込んで建造物を支える基礎の一部だ。支持層まで打ち込んで構造物を支える支持杭と、土との摩擦で基礎杭を固定して支える摩擦杭があり、六甲アイランドの基礎杭は摩擦杭。橋脚1本あたり、10本以上の基礎杭を打ち込むが、今回はこのうちの1本に小学生らが絵を描いた。この工区で施工を担当する香山組(尼崎市)が浪速国道事務所に提案し、地域との交流行事として実現した。

 浪速国道事務所はこれまでも六甲アイランドの商業施設でパネル展示を実施するなど、阪湾岸道路西伸部への理解促進をねらった行事を開催してきたが、同道路の工事現場に小学生を招き入れるのは初めて。「地域に見守られながら道路建設を進めたい」(大阪湾岸道路整備推進室の岸本安弘副所長)という。基礎杭を打ち込んでしまえば、ほぼ永久に絵を見られる機会はなくなる。だが道路は何十年も使い続けるインフラだけに絵を描いた思い出が、大人になってからも残ることを期待している。

 大阪湾岸道路西伸部は2018年に起工。六甲アイランド北〜長田区駒栄の約14キロメートルを、10年程度かけて建設する。上下3車線の6車線にする計画で、現在は六甲アイランドまで開通している阪神高速道路・湾岸線の延伸部として利用する計画だ。総工費は当初5000億円程度とされたが、その後の資材価格や人件費の上昇などで上振れが見込まれる。2030年ごろまでには完成が期待されているが、完成する時期は正式には決まっていない。

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