23年11月の兵庫鉱工業生産が横ばい 基調判断も「横ばい」を据え置き

20240123鉱工業生産

【神戸経済ニュース】兵庫県が23日に発表した2023年11月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月から横ばいの90.9だった。指数の3カ月移動平均からみた生産活動の基調判断は据え置き、「横ばい傾向となっている」との見方を5カ月連続で示した。

 主要9業種の生産指数のうち上昇は5業種だった。指数に占めるウエートが3番目に大きい「食料品工業」が0.3%増と小幅ながら上昇。このほか「生産用機械工業」が18.4%増と大幅に伸びたほか、「金属製品工業」「はん用、業務用機械工業」「輸送機械工業」が上げた。半面、指数に占めるウエートが最も大きい「電気・情報通信機械工業」と、次に大きい「化学工業」が低下。「鉄鋼・非鉄金属工業」「よう業・土石製品工業」も低下した。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が18日に発表した鉱工業生産指数(2020年=100、季節調整済み)確報値は前月から0.9%低下の104.0だった。

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