5月の兵庫県一致指数、2カ月ぶり低下 基調判断「足踏み」で変化なし強調

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【神戸経済ニュース】兵庫県が31日に発表した5月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)は、景気の現状を示す一致指数が前月比4.9ポイント低下の85.4だった。2カ月ぶりに低下した。海外の需要減速と国内の経済正常化で、兵庫県の景気は一進一退の様相になっているのを反映した。兵庫県は同指数の動きによって判断する景気の基調判断を「足踏みを示している」として、前月まで2カ月続けた「横ばい局面(下方への局面変化)」から状況に変化がないことを強調した。

 一致指数の低下は、着工建築物床面積と輸出通関実績の減少、鉱工業生産指数の低下などが響いた。労働投入量指数は上昇したが、補えなかった。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比2.3ポイント低下の91.5と、2カ月ぶりに低下した。企業倒産件数の増加に加え、新車新規登録台数や新規求人数の減少などが響いた。

  指数の基礎資料の改定などで過去に遡って指数を算出し直すことがあり、前月までの計数がこれまでに発表された速報値とは異なる場合がある。

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