住友ゴム、英アクティビストが持ち分10%超す 12〜18日に市場内外で買い増し

【神戸経済ニュース】英穏健派アクティビスト(モノ言う株主)として知られる英投資ファンドのシルチェスター・インターナショナル・インベスターズ(ロンドン)が保有する住友ゴム工業(5110)株式の比率が10%を超えたことが19日、明らかになった。住友電気工業(5802)に次ぐ第2位の株主になったもよう。シルチェスターが同日、関東財務局に提出した大量保有報告書の変更報告書によると、18日現在で保有比率は10.27%になった。変更報告書を前回提出した4月1日現在の9.25%から保有比率が1%超上昇。シルチェスターは8月12〜18日に市場内外で住友ゴム株を買い増した。

 変更報告書によるとシルチェスターは、住友ゴム株の投資目的について「増配、自己株式の買入の頻度又は総量、金庫株消却その他資本政策の変更を要求することがある」などとしている。最近の同ファンドは、サワイグループホールディングス(4887)、飯田グループホールディングス(3291)を買い増したことが変更報告書から明らかになっている。半面、滋賀銀行(8366)、中国銀行(8382)、マツダ(7261)などの持ち分を減らしていた。

 シルチェスターが19日、関東財務局に変更報告書を提出したのは取引時間中の午前9時54分。ほどなく金融庁のEDINET(有価証券報告書等の開示書類を閲覧するサイト)で検索可能になった。ただ19日の株式市場で住友ゴム株への影響は限られた。

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