神商、大阪・関西万博を機に他地域とビジネス交流促進 まず神戸空港の就航都市

20231106神商記者会見

【神戸経済ニュース】神戸商工会議所は6日、2025年に大阪市で開催する国際博覧会(大阪・関西万博)を機会に、国内外の各地にある商工団体などとビジネス交流を積極的に進める方針を発表した。神戸でのビジネスに関する視察の受け入れ窓口を同日設置。さらに川崎博也会頭(神戸製鋼所特任顧問、写真左から2番目)らが国内外に出向き、神戸市や兵庫県の企業との交流や取引を促す「トッププロモーション」も展開。まず第1弾として今月20日に川崎会頭が、神戸空港への航空便が就航する青森市に出張し、青森商工会議所などを訪問する。

 国際博覧会に向けた一連の取り組みは「KOBE BUSINESS EXPO 2025」と総称して、昨年12月に設置した神商の万博特別委員会(委員長・尾山基副会頭=アシックス会長、写真左から3人目)を中心に進める。国内では神戸空港に航空便が就航する都市などを中心に、博覧会や神戸への視察団などを誘致。海外では日本を訪れる海外パビリオン出展国の関係者や、万博会期中に各国のビジネス視察団が、神戸に来訪するよう在阪の各国領事館などを通じてはたらきかける。そのうえで博覧会を起点とした、中小企業のビジネスの機会などにもつなげたい考えだ。

 同時に博覧会に向けた機運醸成にも取り組む。博覧会についての会員企業に対する情報提供や、博覧会に関するセミナー・講演会なども積極的に開催したい考えだ。まず500日前である今月30日に兵庫県などが計画している「第2回『大阪・関西万博』ひょうご活性化推進協議会」で、川崎会頭が神商による万博への取り組みを紹介。その後も1年前である24年4月13日には、兵庫県や神戸市の企業による博覧会への関心を高める行事を、行政などと連携して開催する。

 ビジネス交流の促進、機運醸成とも兵庫県の万博に向けた取り組みと連携して展開し、より強力な情報発信などで効果が高まるようにする。このほかDMO(観光地経営組織)の神戸観光局やひょうご観光本部とも連携し、神戸市や兵庫県への観光誘客にも取り組む。さらに6日に開いた神商の定例記者会見で、尾山副会頭は「中小企業が万博を、わが事と感じてもらうためにも、国や兵庫県などと公的機関と連携して(各社の)技術やサービスを万博会場内もしくは大阪市内で紹介できる場所の検討を始めたい」と話していた。

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