神戸市、新たな産業用地開発で調査 候補地に西神戸ゴルフ場・21年度予算案
- 2021/02/17
- 20:38
神戸市が17日に発表した2021年度予算には、新たな産業用地を開発するための調査費用1億7000万円を計上した。これまで神戸市は須磨区や西区の内陸部で5カ所、810ヘクタールの産業団地を開発。物流用地は完売し、工業用地も残り少なくなっている。今後、用地不足が見込まれることから新たな産業用地の供給に乗り出す。現在「西神戸ゴルフ場」に貸し出している神戸市西区の約100ヘクタールの市有地を候補地として、需要などの調査を始める。
神戸市の内陸部は山陽自動車道、神戸明石鳴門自動車道、阪神高速道路などにアクセスしやすく、近畿、中国、四国といった西日本に幅広く供給網を築くための拠点として人気が高まっている。最近では特に、物流施設の建設や用地取得が相次いだ。ネット通販の拡大で物流用地はさらに需要が高まるとみられているほか、神戸市内の製造業などもサプライチェーン(供給網)の強化や再構築に活用する場所が必要との指摘もある。
候補になっている西神戸ゴルフ場は、1996年に分譲を開始した産業団地の1つである「神戸テクノ・ロジスティックパーク」(神戸市西区、写真=神戸市提供)にも隣接。山陽自動車道の神戸西インターチェンジからも近い。21年度の調査で得た結果をもとに、区画の割り方や、物流用地・工業用地の比率をどう設定するのかなどを検討する方針だ。産業用地の開発を通じた新たな企業の誘致で、経済の活性化や雇用創出などにつなげる。
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