円相場、海外市場で1ドル=152円台後半に下落 米国で「高インフレ継続」の見方

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【神戸経済ニュース】10日の外国為替市場では、海外市場の取引時間帯に円が対ドルで下落した。ニューヨーク市場の取引時間帯では現地時間10日昼すぎに、一時1ドル=152円90銭台と、1990年6月以来およそ34年ぶりの円安・ドル高水準に担った。10日に米労働省が発表した3月の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比で3.5%上昇した。市場予想並みだったが、改めて大幅な物価上昇(高インフレ)が続いているとの見方が広がった。

 物価変動が大きいエネルギーと食品を除く「コア指数」も前年同月比で3.8%上昇と、市場予想(3.7%程度の伸び)よりも大きな伸び率になった。高インフレが続くことで米連邦準備理事会(FRB)は、これまで市場が織り込んでいた通り年内に3回の利下げを実施するのは難しい情勢になった。このため日米の金利差は、これまで市場が織り込んでいたほど縮小しないといった見通しから、円売り・ドル買いの動きが加速した。

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