9月の兵庫鉱工業生産、2カ月ぶり上昇 基調判断「横ばい」に据え置き

20231120鉱工業生産

【神戸経済ニュース】兵庫県が20日に発表した9月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比2.9%上昇の92.3だった。2カ月ぶりに生産の増加を示した。指数の3カ月移動平均からみた生産活動の基調判断は据え置き、「横ばい傾向となっている」との見方を3カ月連続で示した。

 主要9業種の生産指数のうち上昇は3業種だった。ただ指数に占めるウエートが最も大きい「電気・情報通信機械工業」が31.6%増と大幅に上昇したのが寄与した。さらにウエートが2番目に大きい「化学工業」も0.4%増と増加だった。加えて「はん用・業務用機械工業」も21.8%上昇と大きく上昇した。「輸送機械工業」「生産用機械工業」「よう業・土石製品工業」「金属製品工業」「食料品工業」「鉄鋼・非鉄金属工業」の生産は減少を示した。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が15日に発表した鉱工業生産指数(2020年=100、季節調整済み)確報値は前月から0.5%上昇の103.6だった。

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