神戸空港〜六甲山〜有馬温泉で「タッチ決済」導入 クレカなど利用可に・24年春

20230804路線図

【神戸経済ニュース】神戸市は3日、神戸空港から六甲山を経て有馬温泉に向かう場合に使う鉄道やバスの大半が、2024年春からクレジットカードなどの「タッチ決済」を導入すると発表した。乗車券を買わなくても、クレジットカードなどを自動改札機にかざすことで、地下鉄に乗車できるようにする。世界的に鉄道でクレジットカードなどでの決済が広がりつつある中、交通系ICカードを持たない訪日外国人などの利便性を高める。(図はタッチ決済を導入する範囲=神戸市提供)

 24年春にタッチ決済を導入するのは、神戸新交通(神戸市中央区)のポートアイランド線全駅、神戸電鉄(9046)の谷上駅・有馬口駅。有馬温泉駅、六甲山観光(神戸市灘区)の六甲ケーブルと六甲山上バス、こうべ未来都市機構(神戸市中央区)のまやビューラインと六甲有馬ロープウェー、みなと観光バスの211・212・22系統と坂バスだ。神戸市営地下鉄は24年4月の導入を表明しており、都心三宮周辺のバス「シティーループ」「ポートループ」はすでにタッチ決済が利用できる。こうべ未来都市機構の神戸-関空ベイ・シャトルも今後導入を進める。

 神戸市は交通機関向けに、駅の改札機やバスの運賃箱にクレジットカードによるタッチ決済またはQRコード決済を導入する費用補助を実施。5000万円を上限に費用の半額を補助するとして、4月に事業者を募集していた。神戸新交通や神戸電鉄など各社が応募し、採用が決まった。すでにタッチ決済が利用できる「シティーループ」などの交通機関との相乗効果も期待する。

 これらの交通機関と神戸市営地下鉄が24年春、一斉にタッチ決済を導入できるよう調整する方針だ。タッチ決算はたとえば東急(9005)が24年春には全駅で利用できるようにするなど、1社で取り組むケースが多い。地域で一斉にタッチ決済を導入して、プリペイドカードなどを持たなくても幅広く移動できるようにする取り組みは、全国でも初めてとみられる。

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