三宮再開発、「えき≈まち空間」基本計画作成にパシフィック社ら 東急渋谷駅など設計

 神戸市は三宮再開発の中心になる「えき≈まち空間」の基本計画作成について、建設コンサル大手のパシフィックコンサルタンツ(東京・千代田)を代表とするグループに委託する。公募した企業などの中から12日午後の企画提案会に招いた5グループのうち、有識者による委員会(委員長代行・小浦久子神戸芸術工科大学大学院教授)がもっとも高い点数を付けた。神戸市が16日に発表した。

 神戸市は三宮の再開発にあたり、公共交通機関と都市機能を円滑に結ぶ「えき≈まち空間」を構想。現在の三宮交差点をほぼ歩行者専用にする「三宮クロススクエア」などを企画した。これを具体化するため、パシフィック社らのグループは2017年6月末までをメドに基本計画をまとめ、神戸市に提出する予定だ。契約金額は発表していないが、神戸市は事前に2700万円を上限として委託先を募集していた。

 委員会はパシフィック社らの提案について「『えき≈まち空間』における交通軸のつくり方および『三宮クロススクエア』の空間構成の考え方には卓越したものがあった」と評価した。12日の提案会では委員長の篠原修東京大学名誉教授が「やむを得ぬ事情」(神戸市の発表資料)で欠席したことから、同氏を除く6人の委員で審査したという。

 パシフィックコンサルタンツ社はこれまで、東京メトロ副都心線との相互乗り入れに伴って地下化した東急電鉄の渋谷駅(東京都渋谷区)を設計、札幌駅から大通り・すすき野周辺を結ぶ地下通路(札幌市北区〜中央区)の建設などに携わった。

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