三星ベ、四国工場で第5棟など完成 伝動ベルトの生産能力拡充・LNGに転換

20240409三星べ四国工場
【神戸経済ニュース】伝動ベルトの三ツ星ベルト(5192)は8日、同社の四国工場(香川県さぬき市)で新たに第5棟(写真=三星べ提供)、ボイラー棟、液化天然ガスの貯蔵施設(LNGサテライト)が3月末に完成したと発表した。販売の世界展開に向けて生産体制を見直し、再構築する一環。伝動ベルトの生産能力の増強する。さらに熱源を重油からLNGに転換することで、二酸化炭素(CO2)排出量も削減する。

 これまで四国工場では井戸水を利用してきたが、第5棟では水循環式のシステムを採用。水資源の保全にも取り組む。鉄骨造2階建て。延べ床面積は2486平方メートル。増加する生産能力の具体的な数量や、投資額などは明らかにしていない。ボイラー棟は鉄骨造2階建て。延べ床面積301平方メートル。

 LNGサテライトの完成により、燃料を重油からLNGに転換することで、CO2排出量は年間で1250トンの削減になる見込み。さらに燃焼で排出するCO2を相殺してあるLNG燃料「カーボンニュートラルLNG」を50%使用することで、合計年2500トンのCO2排出削減と見込む。

 このほか四国工場では、再生エネルギー由来の電力や、太陽光発電システムの導入なども進めてきた。このため同工場で排出するCO2は23年度推計で、13年度比61%削減される計算になるという。

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