フェリシモの今期、純利益6億円の見通し 減価償却費減り2期ぶり黒字に

 フェリシモは10日、2018年2月期の連結最終損益が6億6400万円の黒字(前期は75億円の赤字)になりそうだと発表した。売上高は減少を見込むが、前期に物流拠点を減損処理したことで今期は減価償却費が大幅に減る。年間配当金は5円(中間なし)と、2期ぶりに復配する計画だ。 売上高は2%減の301億円、営業損益は6億3100万円(前期は4億9900万円の赤字)を見込む。延顧客数は前期を下回る見通しだが、商品力の向上で継続利...

今週の予定(10〜16日)MORESCOなど決算発表、神戸ちくわ笛音楽祭

▽4月10日(月)・井戸兵庫知事が定例記者会見(16:15)・6〜2月期決算=ドーン(2303)・2月期決算=フェリシモ(3396)▽4月11日(火)・第4回ペーパーシップモデル展(神戸海洋博物館、5月14日まで)・人と猫との共生に関する条例に関するパネル展(須磨区役所、21日まで)・トーホー、3月の月次売上高▽4月12日(水)・第151回神戸市環境影響評価審査会(センタープラザ西館会議室、10:00)・2017年度阪神港の集荷事業...

(寄稿)[神戸鳥瞰虫探し]から揚げ弁当、神戸で上がる 価格か商品力か?

 「売り手市場」で新社会人になった勤労者は弁当の「買い手」として、どんな選択をするのだろうか。多様な食材を彩色豊かに盛り込んだのが幕の内弁当。食材に組み合わせの多様性がある分、製造費を調整しやすい側面も持っている。他方、特定の食材を主とした場合は単品の物価変動が直接、最終価格に反映されやすい。弁当価格の変動に、この違いが表れる。 神戸市の家計は最近、弁当の購入を積極化している。2014年から15年にかけ...

指定都市市長会、所有者不明の土地問題で提言へ 今夏めど

 全国の政令指定都市の市長20人で構成する指定都市市長会(会長・林文子横浜市長)は今夏をめどに、所有者不明の土地問題で国への提言を取りまとめる。相続人が不明の土地について、現在は債権者などの利害関係者と検察官だけが裁判所に財産管理人を選任するよう申し立てられるが、自治体の首長も申し立てられるようにすることなどが柱とみられる。相続人不明の土地や建物が放置され周辺環境に悪影響が出る事例が増えているほか、...

「シェアリングエコノミー」をテーマに募集 神戸スタートアップオフィス第4期 

 神戸市は7日、同市が開設した「神戸スタートアップオフィス」による起業支援の対象者を選ぶ「第4回グローバル・スタートアップ・ゲートウェイ神戸」への参加者募集を始めたと発表した。今回は「シェアリングエコノミー」をテーマに事業プランを競う。IT(情報技術)を活用して生み出した新たなサービスや製品の将来性を、審査員らが目利きする。 将来は世界的に展開できるビジネスを目指す「グローバルコース」と、目の前の...

神戸製鋼、住友林業に老人ホーム運営会社の株式売却 3カ所を運営

 神戸製鋼所は7日、神戸市内で有料老人ホームを運営する子会社「神鋼ケアライフ」の株式を住友林業に売却すると発表した。神戸製鋼は現在、神鋼ケアライフの発行済み株式の85%を保有。このうち発行済み株式の66.7%を住友林業に売却する。売却額は発表していない。関係機関の承認を得たうえで4月末をめどに売却を完了する計画という。 売却先の住友林業は、すでに子会社が有料老人ホームを運営。関東地方が中心だが神戸市灘区...

和田興産の前期、税引き益11%増 マンション引き渡し戸数が増加

 和田興産が発表した2017年2月期の単独決算は、税引き利益が前の期に比べ11%増の13億円だった。マンションの引き渡し戸数が増え、売上高が伸びた効果が出た。期末配当金は前期比1円増配の27円(中間なし)と、従来予定の26円から1円積み増した。 売上高は8%増の313億円、営業利益は4%増の30億円だった。主力の分譲マンション事業では、ワコーレ神戸北野ザ・テラスなど16棟が期中に完成し、引き渡し戸数は前の期に比べ11...

ワールド、タイにの老舗モールに「タケオキクチ」を出店 タイ1号店

 ワールドはタイの老舗ショッピングモールに、同社が展開する紳士服の基幹ブランド「タケオキクチ」のタイ1号店「タケオキクチ・セントラル・チットロム」(写真=ワールドの発表資料より)を開設したと発表した。タイ大手企業グループのサハグループとワールドの合弁会社が運営する。売り場面積は約73平方メートルとゆったりした店舗で、ビジネスもカジュアルも幅広い商品をそろえた。  3月17日に営業を開始。店舗が入居した...

シスメックス子会社、川崎・殿町に遺伝子解析の拠点 ライフイノベーション特区

 シスメックスは6日、子会社の理研ジェネシス(東京都品川区)が川崎市川崎区殿町のキングスカイフロント地区で、大規模な遺伝子解析を手がける施設「理研ジェネシスイノベーションゲノムセンター」を開設したと発表した。高い品質で遺伝子配列情報を解析し、遺伝子情報をもとに病気を診断、治療、予防するゲノム医療を後押しする。5月からの本格稼働を予定する。 ゲノム医療で必要になる遺伝子配列情報は特に高い精度で遺伝子...

神姫バスツアーズ、神戸夜景ツアーに「まやルート」 28日から

 神姫バス傘下の神姫バスツアーズは28日から、神戸の夜景を見る日帰りバスツアー「神戸夜景ツアー」に「まやルート」を追加する。神戸・三宮と、まやケーブル下をバス結び、まやビューラインのケーブルカーとロープウェーを乗り継いで、摩耶山の展望台「掬星台」から1000万ドルの夜景を楽しむ。毎週金曜日に運行する。(画像は神戸市の発表資料より) 神姫バスツアーズは現在、三宮からビーナスブリッジと中突堤・ハーバーランド...

神戸市5年債、発行額200億円に増額 利率は0.01%・価格は100円

 神戸市は5日、5年物の公募地方債「平成29年度第1回公募公債(5年)」の発行条件を決めた。表面利率は0.01%、発行価格は100円(応募者利回り0.01%)に決まった。発行額は200億円になった。市場関係者によると発行額は当初100億円を予定したが、投資家の運用需要が強く、200億円に増額した。機関投資家向けに販売した。 最近では国内外で長期金利が上昇したのを受けて、公募地方債の発行利回りも上昇。3月に条件決定した福...

住友ゴム、国内市販用タイヤを6〜10%値上げ 天然ゴムなど価格上昇で

 住友ゴム工業は5日、国内市販用タイヤの出荷価格を6〜10%引き上げると発表した。天然ゴムや石油化学系の原材料で価格が上昇したため。社内の生産性向上やコスト削減などでは吸収できなくなったとしている。タイヤのほかチューブとフラップの価格も引き上げる。 値上げは夏用タイヤが6月1日出荷分、冬用タイヤが9月1日出荷分から。国内市販用のタイヤをめぐっては、すでにブリヂストンや横浜ゴムも値上げを発表したほか、...

木漏れ日の下で生活の一部に ファーマーズ・マーケット50回

 土曜日の午前中に東遊園地で開催するファーマーズ・マーケットが4月15日に50回目を迎える。2015年6月に社会実験として始め、次第に開催する頻度を高めた。2016年度は40回を開催。土曜の午前中だけの開催にもかかわらず、毎回500〜1000人程度の来場者を集める。生産者の顔が見える食材を求める地元消費者の需要に応えるだけでなく、神戸市が進める「食都神戸」構想の一環として、新たな観光資源としても期待が高まりつつある。...

鳥取・大山友禅染の手法を使ったオニツカタイガー アシックス

 アシックスは4日、スポーツシューズの「オニツカタイガー」ブランドで日本の職人技術を取り入れたシリーズ「NIPPON MADE(ニッポンメイド)」から、大山友禅染の手法を用いた「MEXICO 66 DELUXE(メキシコ66デラックス)」(写真=アシックスの発表資料より)を8日に発売すると発表した。シューズの全体をやわらかく、暖かみのある色に仕上げた。  オニツカタイガーの代表的な品種である「MEXICO 66」をベースに制作。デザイ...

六甲アイランドからスイーツ情報を発信 「SWEETS BASEリトル神戸」29日開業

 神戸市は4日、神戸市東灘区の六甲アイランドで神戸スイーツの情報発信拠点「SWEETS BASEリトル神戸」を開設すると発表した。人気ブランドのケーキやコーヒーなどをカフェで楽しめるほか、持ち帰り用のスイーツや雑貨も販売する。セミナー室を併設し、お菓子作り講座なども開設する予定だ。運営は洋菓子店向け販促コンサルなどを手がけるCUADRO(神戸市中央区)が受託した。(写真は提供する商品の例=神戸市の発表資料よ...

フェリシモの前期、最終赤字75億円 物流施設の減損損失68億円

 フェリシモは3日午前、2017年2月期の連結最終損益が75億円の赤字になったもようだと発表した。従来予想である7億9000万円の赤字から下方修正した。神戸市西区の物流施設について減損損失68億円を特別損失に計上したため。 売上高は11%減の309億円、営業損益は4億9900万円の赤字になる見込み。従来予想は306億円、6億3900万円の赤字だった。ファッションブランド「haco!」の販売が想定を上回り、増収効果と広告宣伝費など...

兵庫県など、川重の造船事業縮小で相談窓口 井戸兵庫知事「万全を期す」

 兵庫県は3日、神戸市と神戸商工会議所が連携して設置する「ひょうご・神戸経営相談センター」(神戸市中央区)に、「川崎重工業造船事業関連相談窓口」を設置すると発表した。同日から相談の受付を開始した。相談内容に応じて、取引あっせん、商談会への参加、専門家の派遣、金融相談などの経営支援を実施する。 兵庫県の井戸敏三知事は同日の定例記者会見で、川重の造船事業縮小による影響について「影響があるとすれば事業縮...

コープでんき、1万3000世帯の契約でスタート コープこうべ

 生活協同組合のコープこうべ(神戸市東灘区)は、1日に始めた電力供給サービスの「コープでんき」の契約数が同日現在で1万3000世帯だったと発表した。大手の関西電力よりも割安な料金を設定したことから、乗り換えが進むか関心を集めている。 料金に加え、電源構成にも特徴をもたせた。コープこうべは、太陽光発電とバイオマス発電の再生可能エネルギーで供給する電力の30%、残りの70%を石炭や石油に比べ二酸化炭素(CO2...

日立、神戸医療産業都市に進出 「日立神戸ラボ」7月に本格稼働

 日立製作所は3日、ポートアイランド第2期地域(神戸市中央区)で展開する神戸医療産業都市に「日立神戸ラボ」を4月1日付で開設したと発表した。再生医療用の細胞自動培養技術を中心とした技術の展開に加え、顧客や共同研究者らとともに臨床応用に向けた検証を実施する予定だ。再生医療の実用化を目指し、7月から本格稼働を予定する。 日立はこれまでも生命科学や医療分野の顧客に対し、細胞の製造設備や設備、関連機器など...

神栄、名古屋営業所を開設 食品と落下・衝撃試験機を拡大

 神栄は3日、4月1日付で名古屋営業所を開設したと発表した。東海地区で食品事業と、落下・衝撃試験機事業の拡大を目指す。場所は横浜市中区錦1丁目で、木挽町通沿いのビルの6階だ。名古屋営業所の開設で、同社の国内拠点は神戸市中央区の本社含め6カ所になる。...

日銀短観兵庫、製造業・非製造業なお先行き慎重 「緩やかな回復」は据え置き

 日銀神戸支店が3日に発表した全国企業短期経済観測調査(短観、3月調査)の兵庫県分では、全産業の業況判断指数(DI)が前回調査から横ばいのプラス7だった。製造業では1ポイント改善のプラス8。前回大幅に改善した非製造業は1ポイント悪化のプラス7だった。一方、3カ月程度先の景況感を予想する「先行き」は全産業で0と、足元のプラス7から顕著に悪化する見込みだ。足元では良好な景気が続いている感じた企業は多い...

今週の予定(3〜9日)メリケンパークが再オープン、インドビジネスセミナーなど

▽4月3日(月)・神戸市の北神出張所を支所に格上げ・日銀短観・日銀神戸支店の管内金融経済概況・井戸兵庫知事が定例記者会見(15:00)・2月期決算=和田興産(8931)▽4月4日(火)・敦盛桜2017(須磨浦公園・須磨浦山上遊園、9日まで)▽4月5日(水)・メリケンパークのリニューアルオープン式典(メリケンパーク、17:00)・神戸国際ちくわ笛音楽祭公開練習(三電ビル=長田区、20:00)・王子動物園の夜桜通り抜け(8...

日本エア・リキード、神戸初の水素ステーションを開設 神戸七宮水素ステーション

 仏産業ガス大手エア・リキードの日本法人である日本エア・リキード(東京都港区)は、神戸で初めての水素ステーションである「神戸七宮水素ステーション」の営業を3日午後1時に開始すると発表した。場所は兵庫区七宮町1丁目で、国道2号線や阪神高速道路の柳原出入口にも近く、現時点では近畿圏で最も西の水素ステーション。近畿から中国・四国方面に向かう燃料電池車(FCV)の需要が見込めるという。 これまで兵庫県内に...

神戸市、「挑戦企業」補助制度で水素分野も対象に 18日に説明会

 神戸市は、同市が戦略的に振興を目指す分野の製品開発などを支援する「神戸挑戦企業等支援補助制度」で2017年度は、新たに水素産業分野を対象にすると発表した。次世代エネルギーの有力候補で、神戸空港島(神戸市中央区)に輸入拠点を設置するなどで活性化が見込める水素産業について、中小企業などの参入を支援する。 同制度では、これまで「航空・宇宙」「医療・健康・福祉」「農業・食糧」「環境・エネルギー」での新製品開...

神戸港、深さ16mの「六甲東水路」が完成 大型コンテナ船に対応

 神戸市は、六甲アイランドに東南側から近づいて接岸する貨物船向けの水域「六甲東水路」(写真=神戸市の発表資料より)が完成し、1日から全面的に使用を開始したと発表した。水深は16メートルで、喫水(船の水面から下の部分)が深い大型のコンテナ船に対応した。従来は計画した幅550メートルのうち、340メートルの幅で暫定的に使っていた。  神戸市は高規格コンテナターミナルの整備を進め、神戸港の競争力強化をねらう。そ...

16年10〜12月期の兵庫県GDP、3期四半期ぶりプラス 設備投資と移出が増加

 兵庫県が3月31日に発表した2016年10〜12月期の県内総生産(GDP、季節調整済み)は、物価変動の影響を除く実質で同7〜9月期に比べ0.7%増加した。年率換算では2.7%増。3期ぶりに前の期を上回った。個人消費の低迷が続く中で、民間の設備投資が伸びたのが寄与した。県外への移出・輸出も増え、海外景気も追い風だった。 構成比の約6割を占める個人消費「民間最終消費支出」は前の四半期に比べ1.3%減と、2期ぶりに減少...

神奈川・藤沢で「神戸」の展示を2カ月間 湘南蔦屋書店「神戸開港150年記念フェア」

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(東京都渋谷区)が運営する湘南蔦屋書店(神奈川県藤沢市)では1日から5月28日までの約2カ月間、「神戸開港150年記念フェア」を開催する。源氏物語の時代からリゾート地である須磨を抱える神戸の風景を、開港150年をきっかけに近代海水浴場の発祥地「湘南」でも楽しんでもらう。 今月27日までは神戸の街を題材にして絵画作品を制作した川西英、川西祐三郎、青山大介と作家3人の作品紹介...

神戸市、来年も開港150年記念事業を継続へ にぎわい維持ねらう

 神戸市は4月1日、2018年も神戸開港150年事業を継続する検討に入った(※)。神戸港を中心に市内の各地で開催する記念行事で、集客も上々との感触を得ている。神戸市に集まった国内観光需要を維持するために、本来の開港150周年である2018年も記念事業を続け、神戸への観光需要の定着をねらう。一方で、記念行事が財政を圧迫することへの懸念などから、記念事業は18年限りすることも改めて決める見通しだ。 神戸港の開港は1868...

1月の兵庫県一致指数、2カ月連続で悪化 基調判断「悪化」据え置き

 兵庫県が31日に発表した1月の景気動向指数(兵庫CI、2010年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比1.0ポイント低下の108.3と、2カ月連続で悪化した。一致指数の動きのみから判断する景気の基調判断は「悪化を示している」との見方を据え置いた。 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比3.5ポイント上昇の108.8と2カ月連続で改善した。 内閣府は24日に1月の全国の景気動向指数(CI、2010年=100)改定値を発...

3月の神戸市消費者物価指数、6カ月連続で前年比下落 5費目が下落

 兵庫県が31日に発表した3月の神戸市消費者物価指数(2015年=100)は、生鮮食品を除く総合が99.8と、前年同月比で0.3%下落した。前年同月を下回ったのは6カ月連続。光熱・水道などのエネルギー関連価格は前年比での大幅な下落が続いた。 10大費目別で見ると、電力料金などの「光熱・水道」が3.3%下落と大きく下げたのに加え、ガソリンを含む「交通・通信」も下落。さらに「被服および履物」「保健医療」「住居」が前年比で...

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