シスメックス子会社、川崎・殿町に遺伝子解析の拠点 ライフイノベーション特区

 シスメックスは6日、子会社の理研ジェネシス(東京都品川区)が川崎市川崎区殿町のキングスカイフロント地区で、大規模な遺伝子解析を手がける施設「理研ジェネシスイノベーションゲノムセンター」を開設したと発表した。高い品質で遺伝子配列情報を解析し、遺伝子情報をもとに病気を診断、治療、予防するゲノム医療を後押しする。5月からの本格稼働を予定する。

 ゲノム医療で必要になる遺伝子配列情報は特に高い精度で遺伝子配列を読み取る「クリニカルシーケンス検査」が必要だが、国内では可能な施設が限られている。センターでは遺伝子の塩基配列を同時並行で大量に読み取る「次世代シーケンサー」など最新鋭の遺伝子解析装置を導入し、同検査を請け負う。同検査のほか、既存の遺伝子解析関連サービスや、シスメックスが開発したリキッドバイオプシーなど解析サービスを5月から順次請け負う計画だ。

 キングスカイフロント地区は、横浜市と川崎市に点在する京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区の一角を占め、生命科学などにに携わる企業が集まったオープンイノベーション拠点。多摩川をはさんで羽田国際空港の対岸に位置する。

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