神戸市、17年度も個人向け市債の発行見送り 金利低迷で

 神戸市は16日、住民参加型の公募地方債である「こうべ市民債」について2017年度の発行を見送ると発表した。市場金利の低迷を受けて、個人投資家にとって「魅力ある商品性の確保が困難になったため」としている。こうべ市民債の休債は16年度に続き2年連続になる。

 他の自治体でも住民参加型の債券発行を見送る動きが相次いでいる。日銀がマイナス金利政策を維持するなど長期金利は引き続き低水準に抑えられており、個人向けに起債しても積極的な買いを集めるだけの利回りを提示できないと判断したもようだ。

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神戸市、今年度の「こうべ市民債」発行を見送り 金利低迷で (2017/05/10)

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