神戸製鋼、ジェットエンジン用チタン合金鍛造品の量産開始 米GE向け

20170123神戸製鋼チタン鍛造品

 神戸製鋼所は23日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が製造する航空機用の大型ジェットエンジンに使うチタン合金鍛造品の量産を開始したと発表した。GEとエンジンを共同で開発したIHIは神戸製鋼をチタン合金鍛造品の仕入先として認定。神戸製鋼はエンジンの内部で回転する部品「シャフト」などを納入する。(写真は神戸製鋼が生産する部品=神戸製鋼の発表資料より)

 GEは製造したジェットエンジンを米ボーイング社に供給するとみられる。神戸製鋼は3年前から同部品の開発を進めていたが、このほどIHIの認定を得て量産にこぎ着けた。神戸製鋼は工程設計と鍛造以外の工程、品質保証を担う。チタン合金の鍛造は日立金属などとの共同出資会社である日本エアロフォージ(岡山県倉敷市)が担当する。

 新興国などを中心に航空需要は拡大が見込まれており、航空機の製造も増えると予想されている。神戸製鋼や日本エアロフォージは今回の実績を足がかりに、航空機向け部品を国内外の航空機メーカーに積極的に拡販したい考えだ。

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