(解説)消費者物価が横ばい、日銀の「異次元緩和」も曲がり角

 7月の神戸市の消費者物価指数(CPI、生鮮食品除く総合、2010年=100)が前年同月比で横ばいになり、前年比プラスで推移した記録が26カ月で途絶えた。全国的に見ても物価が横ばい圏内で推移しており、このことは日銀が進める「異次元の金融緩和」を通じた景気の浮揚策が当初の目論見通り進んでいないことを改めて示した。 円安などを背景に企業が負担するコストが増加する中で、それを販売価格に転嫁できていないケースも多...

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