P&Gが国内最大級の自動倉庫 約5万2000パレット保管、群馬・高崎工場

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【神戸経済ニュース】日用品大手のP&Gジャパン(神戸市中央区)は21日、家庭用・衣料品用洗剤(ファブリック&ホームケア製品)の生産拠点である高崎工場(群馬県高崎市・藤岡市)の専用倉庫「高崎サプライ倉庫」(写真=P&Gジャパン提供)を群馬県藤岡市に建設したと発表した。国内最大級である約5万2000パレットの保管能力がある自動倉庫だ。4月1日から本格的に稼働する。建築面積は1万6818平方メートル、1日あたり30万ケースの入出荷能力を持つ。

 高崎工場に加えて、同工場で生産した製品を保管する倉庫の出し入れも自動化を進めることで、労働力不足やトラック運転手の労働時間管理の厳格化(物流の2024年問題)への対応にもつなげる。高崎サプライ倉庫では「自動トラック荷役システム」で入荷から出荷準備までの全プロセスを自動化。トラック予約システムとも連動し、予定したトラックがゲートを通過すると、出荷予定の製品パレットが搬出入口に自動で運ばれる。

 これまで高崎工場で生産した製品は複数の倉庫で保管していたが、収容力の高い倉庫が完成したことで分散していた倉庫を集約。倉庫間をトラックで輸送する必要がなくなり、物流ネットワークの最適化にもつながる。関越自動車道の出入り口に近いこともあり、今回の倉庫完成でトラックの走行距離を約200万キロメートル削減できるという。その分、二酸化炭素(CO2)排出量も減少する見通しだ。

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