片山前副知事「クーデター、革命の言葉で不正な行為と考えた」 百条委で証言


20240906片山前副知事

【神戸経済ニュース】兵庫県の片山安孝・前副知事(写真=兵庫県議会が配信した動画より)は6日、死亡した元西播磨県民局長が斎藤元彦知事に対する「告発文」とされる文書を作成した問題(文書問題)についての県議会特別調査委(百条委)で証人尋問を受けた。片山前副知事は3月21日に斎藤知事から「告発文」を受け取り、「徹底的に調べてくれと指示を受けた」と述べた。そのうえで文書の作成者や作成目的を調べるうえで公用メールを調査したところ、文書を作成した元局長のメールに「クーデター」「革命」「逃げ切る」という言葉があったことから、「選挙で選ばれた知事を公務員が排除しようとしている、不正な行為になると考えた」と明かした。

 死亡した元局長を内部通報者として保護する必要があったかが焦点の1つになっており、これまで斎藤知事は文書を「相当な真実性がない」として保護の対象外だと主張してきた。加えて片山氏は、目的が不正であることから、内部通報者として保護の対象外になるとの認識を示した形だ。こうした背景もあり、元局長に対する懲戒処分について片山氏は、退職した7月末現在でも適正だったと考えているという。

 一方で百条委員会では「文書には真実相当性があった」との立場から、多くの委員が元局長を内部通報者として保護する必要があったとの前提で片山氏を尋問。兵庫県としての対応に疑問を述べる場面が目立った。

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