(解説)世界パラ陸上(上)中長期的な経済波及効果も、21年9月に神戸開催

 国際パラリンピック委員会(IPC、本部・独ボン)は、2021年9月に10日間の会期で開催する「世界パラ陸上競技選手権大会」の開催地に神戸市を選んだ。東アジアで初めての世界パラ陸上だ。誘致に向けて圧倒的に有利な状況で神戸市が立候補できた背景には、東アジアでも大会を開きたいというIPCの意向もあったとみられる。選手や役員に加えて、述べ10万人の観客が予想されており、経済波及効果への期待もかかる。さらに高齢化...

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(解説)神戸空港の増枠、なお国際線が焦点か 関空BCPの視点どうする?

 5月に開催がずれ込むとの見方が出ている関西3空港懇談会では、依然として神戸空港と国際線の関係整理が焦点になるとみられる。懇談会の事務局を務める関経連の松本正義会長(住友電工会長)は15日の定例記者会見で神戸空港について、向こう1〜2年の短期では神戸空港に国際線の就航を認めない案を軸に調整を進めていることを認めた。ただ、関西3空港懇談会が昨年12月に8年ぶりに開かれたきっかけは関西国際空港が台風の影響...

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(解説)新たな1万円札の「顔」渋沢栄一、神戸市と米商人を仲裁の実績

 政府・日銀は9日、1万円、5000円、1000円の各紙幣(日本銀行券)のデザインを一新すると発表した。新紙幣は2024年度前半に発行を始める。紙幣の刷新は5000円札に樋口一葉、1000円札に野口英世が登場した2004年以来20年ぶり。採用する肖像は1万円に渋沢栄一、5000円に津田梅子、1000円は北里柴三郎とした。このうち1万円札に採用の渋沢は「日本資本主義の父」とも呼ばれ明治期の資本市場の整備に尽力。神戸をめぐる動きでは、...

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(解説)神戸市の北神急行買収、非効率除く独自の方策 人口減対策には未知数も

 神戸市が3月29日に発表した北神急行線の資産買収による一体運行は、単純に「民営化」なのか「公営化」なのか、という2分法とは異なった理解が必要だ。神戸市が北神急行電鉄の一体運営を検討できた背景には、北神急行線が神戸市営地下鉄から延びた、いわゆる「盲腸線」的な路線であったうえ、すでに一体的にダイヤを組むなど実質的には同一路線として運行していることがある。国内の自治体の「民営化の流れ」に逆行してでも市営...

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(解説)交通結節点「三宮」の価値高めた阪神・近鉄の相互直通 20日で10周年

 2009年3月20日、阪神の西九条(大阪市此花区)と近鉄の近鉄難波(現在の大阪難波、大阪市中央区)の間が開通。きょう20日で10周年を迎えた。尼崎〜大阪難波までを「阪神なんば線」として阪神と近鉄の線路が結ばれたのを機に、神戸三宮〜近鉄奈良の間での相互直通運転が始まった。大手私鉄が地下鉄などをはさまずに直接、相互乗り入れするのは日本でも阪神と近鉄のみ。奈良市の中心地である近鉄奈良と神戸の中心地である三宮が、...

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(解説)カラオケ発祥、ジャズの中心 「あなたが知らない?」海外から見た神戸

 神戸は、カラオケが発明された街--。神戸に住む人が、神戸の街を誰かに紹介しようと思ったとき、これを最初に紹介することは珍しいのではないか。だが海外からみると、必ずしもそうではないのかもしれない。14日まで神戸市内で国際会議を開催したインターネット上のアドレスやURLを管理する非営利組織「ICANN」(米カリフォルニア州)は、神戸を訪れる人向けに「神戸について、あなたが知らない10のこと」(Ten Things...

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(解説)「ダイバーシティはもうかる」は受け容れられるのか 欧米企業で普及

 27日に兵庫県が開催した「外資系企業・在日外国商工会議所合同サミット」では、ダイバーシティ(人材の多様化)をテーマに議論した。神戸に立地する大手の外国企業が議論の立脚点として「ダイバーシティやインクルージョン(社会的包摂)は事業戦略」(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンのジェームズ・ケリー執行役員)といった立場を取ったのに対し、兵庫県側の参加者は人手不足の対応には女性や高齢者の就業が必要とい...

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(解説)神戸市の「都市型産業」振興、現状認識に誤解か 人口流出促す可能性

 神戸市が進めている「都市型創造産業」の振興策は、誤った現状認識に基づいた施策の可能性が高い。神戸市が都市型創造産業と位置付けるデザイン、広告、情報サービス、映像・音声・文字情報制作など8業種は、神戸市の想定よりも、よほど厳しい競争環境にあると認識し直す必要がありそうだ。各業種の実情をそれぞれ実地で調査するべきだろう。そうでなければ同市が進める政策は、むしろ東京への人口、人材流出を促す結果につなが...

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(解説)地下鉄の新型6000形が映すニュータウン 低コストで快適を求める将来

 神戸市営地下鉄の西神・山手線は16日、25年ぶりの新型車両である6000形の営業運転を開始する。新しい電車の特徴は、安全性や省エネ性能の向上に加え、乗客向けに快適さを高めたこと。2022年度までに全28編成を6000形に置き換える。鉄道車両の通常の寿命である40年よりも短い使用期間で退役させる車両も出てくるが、全列車を同形式にすることで維持コストの削減などをねらう。こうした路線経営は西神・山手線の歴史と表裏一体であ...

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(解説)18年の神戸港、輸出入が過去最高も曲がり角か 輸出は2カ月連続で減

 神戸税関が23日に発表した2018年の貿易統計(速報)では、神戸港の輸出入総額が前年比4.4%増の9兆2615億円と、07年以来11年ぶりに過去最高を更新した。地域別では中国を中心としたアジア向けの貿易が輸出、輸入ともが過去最高。ただ、台風が相次いだ9月に次いで、12月も輸出入総額が前年比で減少。18年の過去最高は年前半の貯金で年後半の減速を補った形で、好調だった輸出入が曲がり角を迎えた可能性がある。 12月の輸出入...

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(解説)住友ゴム、テニスで「ダンロップ」強化 全世界で商標権、タイヤ波及も

 住友ゴム工業はテニス事業で「ダンロップ」ブランドを強化する。ソフトテニスボールの商標を「スリクソン」から変更するほか、世界的な硬式テニスの大会でスポンサー契約を相次いで獲得した。1888年に英国で発祥し、テニスなどラケットを使う競技で地名度の高いブランドを積極的に活用。タイヤが主力である住友ゴムのブランドとしての「ダンロップ」を世界的に定着させたい考えとみられる。 住友ゴムは10日、プロテニスのワール...

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