Rフィールドの5〜10月期、純利益2.8倍 ロス削減などコスト管理も寄与

20211204Rフィールド

【神戸経済ニュース】総菜大手のロック・フィールド(2910)が3日発表した2021年5〜10月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.8倍の7億2800万円だった。静岡ファクトリー第4棟(静岡県磐田市)が20年10月に完成したことで減価償却費の負担が増えたほか、税金費用も増えた。だが、新型コロナウイルスの感染拡大が足元で一服し、来店客数の回復などによる増収で吸収した。

 売上高は11%増の229億円、営業利益は5.8倍の10億円だった。ブランド別の売上高は主力のRF1が9%増だったほか、野菜ジュースをその場で提供するベジテリア以外の全ブランドの売上高が前年同期比プラス。一方で、販管費は減価償却費の増加で膨らんだが、食品ロス削減や、シフトの調整による販売人件費の抑制などのコスト削減は寄与した。

 22年4月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比14%減の10億円を見込む。同社は5〜7月期決算を発表した9月3日に、通期予想を上方修正。そのうえで純利益は10月までに通期予想の73%を稼ぎ出した計算だ。11月以降に収益が悪化する計算になるが、新型コロナの変異株「オミクロン型」の影響なども含めて状況を見極める必要があり、現時点で予想の修正を見送った。

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