ワールド、3日続落で年初来安値 「オミクロン型」警戒・上場来安値に迫る

20191231神戸株ワッペン

終値 1187円 -60円(-4.81%)

【神戸経済ニュース】29日の東京株式市場ではアパレル大手のワールド(3612)が3日続落。一時は前日比66円安の1181円まで下落した。1月5日に付けた1191円を下回り、年初来安値を更新。2018年9月に再上場して以来の安値である1171円にも迫っている。南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルスの変異ウイルス「オミクロン型」の感染拡大への警戒感から、収益が新型コロナの感染拡大に影響を受けやすい銘柄として売りが優勢だった。

 再上場以来の安値(1171円)を付けたのは、新型コロナの感染拡大を受けて世界の株式相場が下落した20年4月20日。その際に比べると事業環境の不透明感は大きくないとの見方もある。足元ではオミクロン型を意識したリスク回避の売りに加え、値動きの悪さを嫌気した見切り売りも出ているとみられ、下げに勢いが付いているとみられる。感染拡大の動向や、症状の軽重などが冷静に評価されれば、現在の株価に売られすぎとの見方が浮上する可能性も残る。

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