樽廻船「下り酒」の再現、酒樽が東京に到着 航海6日間・無事を鏡開きで祝う


20211128下り酒

【神戸経済ニュース】現在の神戸市東部から西宮市にかけての酒蔵「灘五郷」で醸造した日本酒が、江戸時代に専用の船「樽廻船(たるかいせん)」で江戸(現在の東京)まで運ばれたのを再現する行事では28日、酒樽を乗せた船が東京に到着した。23日朝に酒樽を積み込んで神戸港・中突堤を出発したヨットは、28日の昼ごろには浜離宮恩賜庭園(東京都港区)を背にして、さん橋「竹芝地区船着場(ウォータズ竹芝前)」を目掛けて登場(写真=神戸市提供)。陸側では太鼓の演奏で出迎えた。

 船着き場に隣接するホテルでは、到着式を開催した。神戸市の今西正男副市長や、灘五郷酒造組合の長部訓子副理事長(大関社長)があいさつ。6日間の航海を無事に終えた酒樽は、ふたをたたき割る「鏡開き」で、無事に東京に到着したことを祝った。江戸時代さながらの「下り酒」は出席者らに振る舞い、日本遺産である「伊丹諸白」と「灘の生一本」と、酒を育んだ歴史をPRした。一連の行事は阪神間日本遺産推進協議会(事務局・伊丹市)が主催した。

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