ほんのり桜の香り、期待のヤマソービニオン使用 神戸ワイン「サクラカルテット」

20211126サクラカルテット

【神戸経済ニュース】神戸市の外郭団体である神戸農政公社(神戸市西区)が運営する神戸ワイナリーでは、試験的に栽培したブドウで品質がよかった3品種で醸造したワインに、定番のカベルネ・ソービニオンのワインを加えた「サクラカルテット」(写真=神戸農政公社提供)を発売した。通常のオーク(ナラ科の樹木)で作った樽ではなく、桜の樽で熟成。これまでにない、ほんのりと桜の燻製のような香りがするのが特徴だ。280本の限定販売。

 試験栽培した3品種は「ヤマソービニオン」「シラー」「ムルヴェドール」。このうちヤマソービニオンのワインを52%と最も多くブレンドした。ヤマソービニオンは日本固有の品種で、神戸の風土にも合うことがわかった今後期待の品種。それだけでは比較的野性味のある味わいだが、他の品種とブレンドしたうえ、桜の樽の香りの効果で、フルーティーでエレガントな仕上がりになった。シラーは18%、ムールヴェードルは18%、カベルネ・ソービニオンは12%をブレンド。ブドウはいずれも神戸市内の畑で栽培した。

 サクラカルテットの名称は桜の樽と、4種類のブドウを使ったことによる「四重奏(カルテット)」から。アルコール度数は12度。神戸ワイナリーにある神戸農政公社のワインショップと、神戸ワイナリーのオンラインショップで販売する。希少な桜の樽を使ったこともあり、価格は4840円(税込み)。

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