9月の兵庫鉱工業生産、2か月ぶり低下 給湯器など「金属製品」が急減
- 2021/11/25
- 11:11
【神戸経済ニュース】兵庫県が25日に発表した9月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比3.5%低下の93.0だった。2カ月ぶりに生産の減少を示した。一方で指数の3カ月移動平均からみた生産活動の基調判断は、前月の判断を据え置き。足元の生産活動は「横ばい傾向」との見方を4カ月連続で示した。
主要9業種の生産指数でみると、鉱工業生産指数に占めるウエートが2番目に大きい「化学工業」が7.6%低下した。加えてガス温水給湯暖房機・風呂がま、ガス湯沸かし器などを含む「金属製品」が31.6%低下と、生産の急減を示したのが目立った。このほか「鉄鋼・非鉄金属工業」「生産用機械工業」「はん用・業務用機械工業」「輸送機械工業」「よう業・土石製品工業」の指数が低下した。
半面、指数に占めるウエートが最も大きい「電気・情報通信機械工業」が13.1%上昇。3番目に大きい「食料品工業」も上昇したが、補えなかった。
同じ月の全国統計では、経済産業省が15日に発表した鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)確報値が前月比5.4%低下の89.5と、3カ月連続で生産の減少を示した。
▽関連記事
- 関連記事
-
- 10月の兵庫県有効求人倍率、3カ月連続低下 雇用情勢「厳しい状況」判断継続 (2021/11/30)
- 神戸空港、10月の旅客数は前年比7%増 前々年比で45%減 (2021/11/25)
- 9月の兵庫鉱工業生産、2か月ぶり低下 給湯器など「金属製品」が急減 (2021/11/25)
- 10月の神戸市消費者物価、12カ月連続で前年比下落 光熱費上昇も通信下落で (2021/11/19)
- 10月の神戸市部マンション発売戸数221戸 前年比16.6%減・契約率26.2% (2021/11/18)
広告
chevron_left
兵庫県の新型コロナ対策本部会議が始まる 飲食店の人数制限緩和など議論 home
今日の株式相場・買い先行か、ハイテク株の動き焦点 2万9500円台に上昇も
chevron_right