三菱重、神戸港で門型コンテナ用クレーン受注 水素燃料電池を後付け可能

20211119三菱重RTG

【神戸経済ニュース】三菱重工業(7011)と子会社の三菱ロジスネクストは、ゴムタイヤで動く門型のガントリークレーン(RTG、写真=三菱重提供)の新製品2基を、港湾運送大手の上組(9364)から受注したと発表した。従来に比べて15%以上の燃費を削減した省エネ型。さらに将来の二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラルポート(CNP)」をにらみ、動力として水素燃料電池を後付けできるのが特徴だ。2基は22年度中に神戸港・ポートアイランドのコンテナターミナルに設置する。

 RTGは主に、コンテナターミナル内のコンテナの移動や、トレーラーへの積み下ろしの際に使う。今回の製品は蓄電池の容量を維持したまま、エンジンや発電機を小型化して排気量などを抑えた。新しいエンジンコントローラーの採用と燃焼制御の効率化で、国土交通省の第4次排出ガス規制の基準を満たす。CO2や窒素酸化物(NOx)、黒鉛粒子状物質(PM)の排出量も削減した。

 三菱重とロジネクストは5月に、動力を水素燃料電池に変換できる、CNPに対応した荷役機器を開発すると発表していた。その新製品で今回が第1号の受注になった。2基の受注額は税別でおよそ5億2000万円。遠隔操作のオプションを付けたため通常よりも高くなったが、燃費や機能を改善したうえで販売価格は従来品並みに抑えることにも成功したという。

 22年度中の2基に加え、23年度にも2基を納入予定。上組は27年度末までに合計18基のRTGを新たに導入する予定という。

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