そごう神戸店、当面は「現在の屋号」で営業継続 H2Oとセブンが事業売買契約

20170803そごう神戸店

 エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)とセブン&アイ・ホールディングスは3日、セブン&アイ傘下のそごう・西武がそごう神戸店(神戸市中央区=写真)と西武高槻店(大阪府高槻市)の事業をH2Oグループに売却する契約書を同日交わしたと発表した。売買の価格は発表しなかった。同時に、そごう神戸店と西武高槻店はH2Oの傘下に入った後も、当面は「そごう」「西武」と現在の屋号で営業を継続することも発表した。

 2店舗について、そごう・西武からH2Oグループに売却する具体的な手法も発表した。西武高槻店の百貨店事業とそごう神戸店の百貨店事業と資産については、そごう西武が分割会社になり、H2Oの完全子会社であるエイチ・ツー・オーアセットマネジメントを承継会社とする吸収分割を実施する。一方、そごう神戸店の土地・建物の一部と、西武高槻店の土地・建物はセブン&アイの完全子会社である神高管理が引き継ぎ、その後に神高管理の株式をH2Oアセットが全株取得する。

 吸収分割は16日付で実施し、株式の売買契約書を同日に結ぶ予定だ。10月1日には事業の譲渡を完了する計画だ。H2Oは、2店舗の百貨店事業を取得するのに伴う収益への影響について「現在精査中」としている。

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