【神戸経済ニュース】神戸市は15日、自転車シェアリング「コベリン」の利用料金を改定すると発表した。1回の利用料金は最初の60分を100円から150円に、以降30分ごとの利用料金を100円から110円にそれぞれ引き上げる。1日の最大料金は現在の1000円を、2000円まで引き上げる。1日利用の料金は現在の800円を1500円に値上げ。12月15日から。
神戸市は2015年3月26日にコベリンの利用を開始。これまでは他都市に比べて安い料金設定にすることで、認知度向上や利用促進につなげていた。ただ現在は会員登録が7万人を超え、日常的に利用されるようになったと判断。今後も円滑に事業を継続できるよう、値上げで収益確保などをねらう。
コベリンの事業はサイカパーキング(東京都中央区)とドコモ・バイクシェア(東京都港区)が共同で運営する。東京都内の「Be Free Tokyo」や大阪市の「大阪バイクシェア」などと同様のシステム。事業開始後6年が経過し、自転車の故障なども目立ってきたことから今月、すべての自転車を新型車に入れ替えた。
現在は17カ所のポートで自転車の貸し出しと返却を実施している。神戸市は利用状況などに応じて、今後もポートの増設を検討するという。(写真はJR三ノ宮駅前のポート)
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