ノーリツ、今期最終黒字55億円に下方修正 半導体不足など供給制約が逆風

20211111ノーリツ

【神戸経済ニュース】ガス給湯器大手のノーリツ(5943)は11日、2021年12月期の連結最終損益が55億円の黒字(前期は30億円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想の76億円から下方修正し、黒字幅が縮小する。東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大で部品の生産が遅れているほか、世界的な半導体不足など供給制約が影響する。ノーリツの生産にも影響が出ており、当初の想定通り出荷できない見通しになった。

 売上高は3%減の1780億円、営業利益は37%減の30億円を見込む。従来予想は1910億円、64億円だった。売上高は一転の減収見込みだ。ガスふろ給湯器やガスバランス形ふろがま、ハイブリッド給湯システム、石油給湯機器や石油温水暖房熱源機など、幅広い製品で納品の遅延が発生。遅れは製品ごとに異なるが、一部は年内に納品できないものもあるという。調達先の複数化や、部品の在庫積み増しなど対策を進めるが今期中は影響が残る見通しだ。

 同時に発表した21年1〜9月期連結決算は、最終損益は62億円の黒字(前年同期は60億円の赤字)だった。国内と中国、北米では寒波の影響が追い風になったほか、衛生への関心が高まったことで除菌機能が付いた給湯器のハイエンドモデルが大きく販売を伸ばした。売上高は前期比8%増の1375億円、営業利益は同11.2倍の41億円だった。中間配当は予定通り32円を実施。期末配当の51円は現時点で据え置いた。

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