川重が後場急落、今期下方修正で値下がり率13位 鋼材高が中国船舶事業を圧迫

20191231神戸株ワッペン

終値 2112円 -215円(-9.24%)

【神戸経済ニュース】9日の東京株式市場では川崎重工業(7012)が急落。後場に入って下げ幅を拡大し、一時は前日比224円安の2103円まで下落した。終値でも東証1部の値下がり率ランキングで13位になった。東証昼休み時間中に2022年3月期の連結最終損益が150億円の黒字(前期は193億円の赤字)になる見通しだと発表した。従来予想の190億円の黒字から下方修正し、黒字幅が縮小するのを嫌気した売りが膨らんだ。

 中国で現地企業との合弁会社である造船会社で発生。鋼材価格の上昇などを受けて収益が悪化した。持ち分法による投資損失を計上した影響で、同社全体でみても7〜9月期は53億円の最終赤字になった。海上の荷動きは活発で、船舶の需要は旺盛との指摘は多いが、鉄鋼価格は高止まりか一段の上昇が見込まれるなかで、完成した船舶の価格に転嫁できるかが目先の焦点になるとみられる。

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