(動画)廃材から作ったドレス、子供らがファッションショー 078KOBE



【神戸経済ニュース】クロスメディアイベント「078KOBE」の2日目である7日、廃材で作ったドレスのファッションショー「神戸デザイナーズコレクション」を開いた。自らデザインしたドレスを身にまとった小学校4年生〜中学校3年生までの14人が登場。さっそうとランウェイを歩いて、家族らの拍手を浴びていた。観覧した神戸市の久元喜造市長は、ひとこと「美しい」と感想を語った。さらに「これを機会にファッションにも関心を持ち、また自身のドレスや普段着でもクリエイションをしてほしい」と語った。(動画)

 今回のドレスのベースになったのは、緑茶が20キログラム入る運搬用の紙袋だ。丈夫な紙でできているが、参加者が全員で手で揉み、柔らかくしてから布のように細工して使った。さまざまな端材や緩衝材などを思い思いに使用。デザインはすべて子供たちが考え、デザイン通りに仕上がる方法などをプロのデザイナーがアドバイスした。針と糸で縫うことはせず、テープや糊などを使って、工作のように仕上げた。感染対策のため7日のファッションショーは、観客は家族のみ。一般観覧はライブ動画に限定した。

 企画したデザイナーで羊baa(ひつじバー、神戸市中央区)の長井宏昭代表は、「服は(生涯で出会う)最初の表現になる。その服で、まずは物を作る楽しさを知ってほしいと思った」と話す。運営に携わった工業ニットの専門家でインプルーヴ(神戸市中央区)の鈴木弘美代表は、ファッションショーにはデザイン、モデルのほかにも音楽や照明などが必要とあって「普段とは違う体験を通じて、将来なりたいものを探すきっかけにもしてほしい」と話していた。会場は神戸市中央区のフェリシモ(3396)本社にある「ステージフェリシモ」だった。

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