ワールドの今期、最終黒字18億円に下方修正 上期コロナ影響が想定超える

20211104ワールド

【神戸経済ニュース】アパレル大手のワールド(3612)は4日、2022年3月期の連結最終損益(国際会計基準)が18億円の黒字(前期は171億円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想である35億円の黒字から下方修正し、黒字幅が縮小する。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、21年4〜9月期のブランド事業で衣料品販売が想定以上に苦戦したのが主因。4〜9月期の下振れ分を中心に通期予想を引き下げた。

 売上収益は微減の1802億円、営業利益は33億円(前期は64億円の赤字)を見込む。従来予想は1964億円、80億円としていた。売上収益は一転の減収見通し。10月以降の想定は見直さなかった。新型コロナの緊急事態宣言などが全国的に解除されたことで、百貨店などの来店客数は今後増加が見込まれる。さらに足元では急速な冷え込みで秋冬商品に動きが出てきた。加えてブランド終了など構造改革の効果も下期から表れるためという。

 ただ上期の収益下振れを受けて、当初31円を計画していた期末配当金を27円に引き下げる。通期では最終黒字を確保して、2期ぶりの復配をめざす計画は維持したい考えだ。中間配当なしは計画通り。

 同時に発表した2021年4〜9月期の連結決算は、最終損益が12億円の赤字(前年同期は111億円の赤字)になった。緊急事態宣言による臨時休業や営業時短の影響が大きかった5月と、新型コロナのデルタ株(インド型)変異株が広がり大幅な客数減になった8月を、他の月で補えなかった。売上収益は2%減の773億円、営業損益は21億円の赤字(前年同期は144億円の赤字)になった。

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