ノーリツ、神戸大と脱炭素やDXなど共同研究 年1億円拠出・包括連携協定

20211104ノーリツ神戸大協定

【神戸経済ニュース】ガス給湯器大手のノーリツ(5943)と神戸大学は4日、共同研究や人材交流の推進を目的とした包括連携協定を同日付で結んだと発表した。「脱炭素社会への貢献」「DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した個別化サービス」「風呂を通じた健康な暮らしの支援」の技術領域で2022年4月から共同研究を開始する。ノーリツは今後10年間で10億円規模(年1億円程度)の研究資金を拠出する。国内では人口減による市場の縮小も見込まれる中で、新たな商品やサービスの開発につなげる。

 ノーリツの腹巻知社長(写真右)と、神戸大の藤沢正人学長(同左)が4日午前に神戸市内で記者会見して発表した。腹巻社長は「来年の新製品を開発するのはメーカーとして当然だが、それ以上に共同研究する3分野は方向性も含めて、長い期間をかけた基礎研究が必要」と説明。共同研究の成果として新サービスや新製品の第1弾に結びつくには、5年程度の時間がかかる可能性もあるとみている。

 神戸大の藤沢学長は、「産学連携を通じた人材育成の場にもなる」と話す。商品やサービス開発の元になる基礎研究や基礎技術を社会に向けて実際に活用するほか、博士号を持つ人材の育成や活用は企業との連携が適しているとみる。「より多くの技術を社会実装していきたい」と意気込む。ノーリツと共同研究する研究者との間のコーディネーター役は、神戸大学イノベーション(神戸市灘区)が担当する。

 具体的な研究テーマなどは、共同研究を始める来年4月までに両者で詰める。その後も月に1回を目安に進捗報告を兼ねた「定例ブレスト会議」を開催し、神戸大の研究者とノーリツの企業内研究者との積極的な交流も促す。「同じ神戸を拠点とする大学と企業という、地の利を活かした共同研究」(腹巻氏)を通じて、新たな事業モデルの可能性なども模索する考えだ。

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