(動画)斎藤兵庫知事「維持管理費など不断の見直し」 初代県庁館の開館式典で



【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事は3日午前に開いた「兵庫県立兵庫津(ひょうごのつ)ミュージアム・初代県庁館」(神戸市兵庫区)の開館式典であいさつし、「さまざまな維持管理費などがかかってくるが、これに関しても不断の見直しをしっかり行っていくのが大事な点」と指摘。「効率的で質の高い運営をめざしたい」と述べ、新施設の建設が一方的な財政負担にならない運営をめざす方針を強調した。「民間との連携をしっかり図って、兵庫県のにぎわいづくりにつなげたい」と話していた。

 兵庫県立兵庫津ミュージアムは、1868年の兵庫県設置時に県庁舎として使われた江戸幕府の施設「勤番所」を復元した初代県庁館と、2022年秋にも開館する展示施設「兵庫はじまり館」で構成。この日は初代県庁館が先行オープンした。兵庫はじまり館は常設展など一部を有料にする見通しで、全体が完成した後は年間30万人の来館者を見込む。新型コロナウイルスの感染拡大前である2019年の「風見鶏の館」の来館者数(約24万人)や、六甲山牧場を訪れた人(約29万人)を上回る高い目標だ。それだけに施設運営にも気を引き締めて臨む姿勢をみせた。

 式典に出席した神戸市の久元喜造市長は、兵庫津ミュージアムについて「神戸西部の活性化に向けて、当地の歴史を活用した施設を作ってほしい、地下鉄海岸線の活性化に寄与する施設を作ってほしい、という地元の声聞き入れていただいたもの」と説明し、斎藤知事ら兵庫県関係者に謝辞を述べていた。構想段階から関わった兵庫津ミュージアム名誉館長の田辺真人・園田学園女子大学名誉教授は「2004〜05年の県庁発祥地記念事業研究会では、せめて県庁発祥地の石碑を作ろう」という話だったのが、検討が進むにつれ施設の規模が大きくなった経過を説明した。

 式典の最初には邪気を払うとされる法螺貝(ほらがい)の演奏が披露された。続いて当地に伝わる「兵庫木遣音頭」「七宮神社・獅子舞」をそれぞれ地元の保存会のメンバーらが実演した。式典終了後の内覧会では、斎藤知事や久元市長らも混合現実(MR)技術を活用して、兵庫県設置のあらましを体験する「バーチャルタイムトリップ(擬似時間旅行)」を体験。斎藤知事は旧知事室のいすに腰掛けて久元市長らと談笑したり、仮牢に入ったりと、新たな施設を楽しんだ。初代県庁館は3日午後1時から一般公開された。入場無料。

 斎藤氏と久元氏は、初代県庁館の開館日に合わせて兵庫運河(神戸市兵庫区)周辺で開催された「2021兵庫運河祭・兵庫津武将祭~平清盛903歳祭~」にもそろって出席。2人が船に乗り込み、運河を伝って会場のステージである「経ヶ島舞台」に登場する演出だった。

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