久元神戸市長「全体としてコロナ対応に市民の理解」「わくわくする神戸に」
- 2021/11/01
- 00:31
【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長は31日に投開票した神戸市長選で、同日午後8時すぎに3期目の当選確実が報じられたのを受けて、報道各社の共同インタビューに応じた。勝因については「全体としてコロナへの対応におおむね市民のみなさんに理解をいただいた」と述べ、新型コロナウイルスのワクチン接種が全国的にみても迅速だったことなどが、評価されたとの見方を語った。主なやりとりは以下の通り。(写真はインタビューに答える久元氏、インタビューの様子はこちら=動画)
--いまの気持ちは。
--勝因はどこにあったか。
「やはりコロナへの対応か。いまからみれば、あのときにこうすればよかった、不十分だったということはあるが、全体としてコロナへの対応におおむね市民のみなさんに理解をいただいた。ただこれは私の力ではなくて、医療従事者はもちろん、さまざまな分野の方々がチームを組んで連携してオール神戸で戦ってきた。今回の結果は私に、というよりもオール神戸で一緒にコロナと戦った方に対して与えられたものだと感じている」
--3期目に、まず何に取り組むか。
「私は現職の市長なので、選挙期間中も役所に行っていろんな報告を受けた。(新型コロナ)第6波への備え、2回目のワクチン接種をすみずみに行き渡らせる、3回目のワクチン接種が国から(方針が)示されたら間髪を入れずに準備をする、といった形でコロナへの対応を怠りなくスピーディーにやっていく、これをまずやらなければならない」
「同時に他の行政分野、子育てや教育、働き盛りの皆さんへの生活支援、シニア世代のみなさんへの対応など、怠りなくやっていかないといけない。ポストコロナ(コロナ後)をにらんだ街づくり、神戸の発展につながるような街づくりを、果敢にやっていかなくてはならない。これが私に課せられた使命だと考えている」
--選挙戦では三宮再開発のあり方も問われたが、今後の進め方は。
「基本的には予定通り進める。すでに大きな計画の枠組みはできた。(三宮駅前だけでなく)フラワーロード、ウォーターフロント(臨海部)など全体の計画はできたが、まだ細部については検討しなければいけないことがあるかもしれない。その点については、さまざまなみなさんのご意見をお伺いして、最善の計画になるように努めていきたいと思う」
--神戸をどんな街にしたいか。
「わくわくするような。神戸に来たら何か面白いことがある、神戸に住んだらすばらしい生活ができる、そんな街にできればと思う。コロナ後の社会は自然環境が豊かで、そこに行けば多様な働き方や暮らし方ができる--そういう都市が人を引きつけると思う。日常性と非日常性の両方が大都市には必要なので、両面において神戸がすばらしい街になるように。そのためには市民のみなさん、企業やNPO(非営利法人)、さまざまな団体に参画をしていただくことが必要だ」
「コロナの中で『人は1人では生きていけない』というのは、多くの人が改めて理解したと思う。誰かを助けたい、役に立ちたいとの思いを持った市民のみなさんがたくさんいらっしゃるというのを、今回の選挙戦で改めて感じたので、いろいろな地域課題に対して地域のみなさんが参画できるように、そんな神戸でありたいし、私はそのコーディネーター役を自分に課していきたい」
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