アーバンイノベーション神戸「MaaSで三宮活性化」など5課題 1〜3月に実証実験

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【神戸経済ニュース】神戸市はスタートアップ企業やベンチャー企業と行政が共同で、行政課題に取り組む「Urban Innovation Kobe(アーバンイノベーション神戸)」で、2022年1〜3月ごろを実証実験の時期として計画する5課題を提示した。今回は、子供たちがネットやスマートフォン(スマホ)を使いすぎないようにするツール開発や、神戸都心の三宮周辺での次世代サービス「MaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス、マース)」を使った円滑な乗り換えなどが課題に挙がった。

 ネットやスマホの使いすぎ防止では、学習や外遊びなどネット・スマホ以外の時間を子供たちが確保して、心身ともに健康に成長してほしいとの願いを込めた。むやみに使用を禁止せず、ネットやスマホと上手く付き合えるようにする工夫を求めた。使いすぎを防止するデジタルツールの開発などを現時点で想定しているが、異なる発想のアイデアでも受け付ける。普遍的なテーマとあって、神戸市での実証実験で一定の成果が挙げることができれば、他の自治体への横展開も可能だ。

 神戸・三宮を訪れた人が都心部で回遊する範囲が狭いことや、都心を回遊するための交通機関の企画乗車券が電子化されていないことが課題になっている。このほかルート検索で徒歩は出ても、自転車シェアリング「コベリン」などの情報が表示されない。こうした課題をMaaSで解決したい考えだ。このほか既存の市役所業務をいかにデジタル化するか、といった課題も引き続き提示された。

 募集期間は11月21日まで。専用ホームページから、必要事項を記入して申し込む。開発のための支援金提供は1チームあたり50万円まで。11月下旬〜12月下旬に書類と面接の2段階で選考する。8月中旬に採択チームを発表。各テーマ1チームをメドに採択し、その後は12月末までに神戸市との共同開発、試行導入、実証実験を実施して、成果をまとめる計画だ。

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