(動画)水族館とアートを融合、都市型施設に 神戸ポートミュージアム「アトア」



 神戸港の新港第1突堤基部(神戸市中央区)の再開発で29日に開業を控える文化複合施設「神戸ポートミュージアム」の水族館「átoa(アトア)」が19日、報道機関に公開された。あいさつしたアトアの中山寛美館長は、同館について「アクアリウム(水族館)とアートを融合した新感覚の都市型水族館」と説明。現実には存在しない世界観をデジタル技術などを使って表現。来館客は「没入感」を体験できるようにして、近隣の既存の水族館とは異なる存在感を高めたい考えだ。新型コロナウイルス対策に伴う入場制限を考慮して、開業から1年で100万人の集客をめざす。

 展示する生物数は100種3000点と、他の水族館に比較すると小規模だ。だが同時に展示するアートの作品は50点。階段やエレベーターもアートで装飾し、独自の世界観を構築する。西には神戸市立須磨海浜水族園(神戸市須磨区)、東には海遊館(大阪市港区)、北には城崎マリンワールド(豊岡市)と、神戸は意外にも「水族館の激戦区」(中山館長)だ。アートとの融合で独自の存在感を獲得することが、中長期的な集客につながるとみている。

 一方で、開業の準備を進めていた期間中は新型コロナウイルスの緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置が相次いだ。中山館長は「開業が1カ月早ければ、人が動かない可能性も高かった」と話す。当面は混雑回避を目的に入場制限を実施。来館客は、あらかじめ日時指定で入場を予約をすることにした。水族館は一般に、開業時に多くの来館客を集めた後、徐々に来館客が減少していく傾向が強いとされるが、同館では開業当初に可能な限り広告宣伝などを抑えて、来館客の平準化もめざす。

 現在は当初の予想よりも多くの予約を集めているという。水族館アトアは、ウエスコホールディングス(6091)の全額出資子会社であるアクアメント(神戸市中央区)が運営する。営業時間は午前10時〜午後9時を。入場料は13歳以上の大人2400円、小学生1400円、3歳以上の幼児800円とした。入館日の1カ月前からチケットの予約・購入ができるようにする。入場後の滞在時間は制限しない。

 1階に併設するフードホール「トゥース・マート」はポトマック(神戸市中央区)が運営。同じく1階には輸入車販売のモトーレン阪神(神戸市中央区)など77社を展開するジーライオングループが、ウェディングフォトサービスの「ボヤージュ神戸」を出店。いずれも29日に開業する予定だ。

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